高校生(15歳)に家族クレジットカードを発行する
ゆる~くです。
子どもがこの春から高校生になりました。
今年は学校主催で海外に語学研修に行く予定があるため、何かあったときのためにクレジットカードを持って行かせることを検討していました。
通常であれば、家族カードであってもクレジットカードが発行できるのは18歳以上(高校生除く)です。なのですが、条件を満たせば15歳以上の高校生用に家族カードを発行することができます。
やってみたら思ったより簡単だったので記事にまとめてみたいと思います。
目次
高校生に家族クレジットカードを発行できる条件
高校生であれば、どんなクレジットカードでも無条件で家族カードが発行できるわけではありません。
例えば、私はANA VISAワイドゴールドカードを所持しています。
このカードを発行しているのは三井住友カードです。
三井住友カードの「よくあるご質問」ページの中に、こんなQAがあります。
- 海外留学する高校生の子供に家族カードを作ることはできますか?
-
家族カードのお申し込みは原則、高校生を除く満18歳以上のお子さまとなりますが、海外留学など海外でカードをご利用の場合は、中学生を除く満15歳~18歳のお子さまの家族カードをお申し込みいただけます。
お申し込みはWEBサービス「Vpass」にて承りますので、以下のリンクよりお手続きください。
‣家族カード追加 (補足:三井住友カードのWebサイトでは、←はリンクになっています)
※国内でのみカードをご利用の場合はお申し込みの受付はしておりません。
詳細を確認したい方は、以下のリンクへ飛んで、「VpassIDを利用するカード」を選択してください。
我が家の場合は、
- 子どもは15歳の高校生である
- 海外に留学する予定がある
ということで条件を満たしているため、子どもの家族カードを発行することが可能です。
もう一つ重要な条件が VpassIDを利用するカードであること、のようです。これはあまり問題にはならないのではないかとは思います。
ちなみに、三井住友カードのWebページに「高校生でもクレジットカードは作れる?作り方や年齢制限について解説」というページがあるので、一般的な話はこちらを参考にしてみてください。高校生に家族カードが発行できるカードも紹介されています。
念の為、事前に問い合わせてみた
条件を満たしているとはいえ、本当に発行可能なのか事前にメールで問い合わせてみました。
以前妻に家族カードを発行したときは書面での申込みだったと記憶しているので、Webからの申込みで問題ないのかという点も合わせて質問してみました。
回答としては、発行することに問題はない、Webからの申込みで問題ないということでした。
問題ないことが確認できたので、申し込みを行うことにしました。
ところで、問い合わせに対する回答が来るまでに5日かかりました。
忙しい時期だったのかもしれませんが、問い合わせへの回答は気長に待つ必要がありそうです。
早速申し込んでみる
申込みは Webから行えたので簡単でした。
こちらのページから申込みが行えます。
申し込みを行う際に、どのカードの家族カードを作るのか、という選択肢が表示されます。
目当てのカードが選択できない場合は Webでのオンライン申し込みができないので、書面で手続きを行う必要があります。

チャットオペレーターが書面を手配してくれるらしいのですが、自分は全くチャットに繋がりませんでした。もしこちらへ流れてしまうとかなり無理ゲーなのではないかと思いました。
次に進むと規約同意画面となり、規約に同意すると家族カード申込画面となります。
名前と生年月日、続柄、カードの暗証番号、子どもが持っていればANAお客様番号を入力することで申し込み可能です。簡単ですよね。
申込みが完了すると、申込完了メールが送られてくるので、あとは審査を待つだけです。
カードが届くまで
家族カードを申し込んでから5日後に「カード発送しました」というメールが送られてきました。
そしてその2日後に無事カードが手元に届きました。
子どものANA会員ステータス
今回子どもに家族カードを発行しましたが、ベースとなったカードは ANA VISAワイドゴールドのSFCカードです。SFCの家族カードが発行できた、ということは….ということで確認です。
家族カード申し込み前は、子どものANA会員ステータスは当然平会員でした。
家族カードが無事発行され、それがSFCカードであったため当然(?)ですが Super Flyers となり、スタアラゴールドになっていました。
子どものANAマイレージアプリのスクショが以下になります。
子どもの単独行動時のスターアライアンスゴールド
これでうちの子どもはスターアライアンスゴールドになれたわけですが、スタアラゴールドの特典を問題なく受けられるわけではなさそうです。
特に気になるのがラウンジです。
まず、日本国内のANAラウンジは国内線・国際線とも問題なく利用できるようです。
海外のスターアライアンスラウンジは国ごとの法律および航空会社の規定によって対応が変わるようなのですが、基本的に未成年だけでの入場は不可となっていることが多いようです。これはアルコールを提供する施設であるため、未成年だけでの入場は許可されない、という理由のようです。
少なくとも子どもが今回訪問する際に利用する航空会社では未成年者だけでのラウンジ利用は不可のようです。正確なところは航空会社なりに問い合わせする必要がありそうです。
成人の同伴者がいれば入れるようなので、引率の先生を説得して…ぐらいバイタリティを発揮してくれると親としてはある意味安心なのですが… ^^;
※ほんとは友達と二人でラウンジでまったりしたいらしいので、なんとか叶えてあげたいところではありますが…
それ以外のスタアラゴールド特典については利用できるようですが、団体行動のときには利用しにくいものばかりなので利用できてもしないのではないかと思います。
クレジットカード以外の選択肢
子どもが海外に行くのでクレジットカードを持たせたいというところから始まったのが今回の話なのですが、クレジットカード以外にも選択肢はあります。
特にハードルが低いのはプリペイドやチャージ型のカードだと思います。
どちらも事前の入金額までしか使えないという親側の安心感もあります。
そのなかでも三井住友カードが提供している「かぞくのおさいふ」というサービスでは子どもが持つカードに対するチャージがオンラインで簡単に行えるため、万が一の残高不足時にも慌てなくて済みそうです。
子どもが何にお金を使ったかも親が把握できるようなので、そういう意味でも安心です。
そして世界中のVISA加盟店で使えるので海外でも問題なさそうです。
タッチ決済にも対応しているので、クレカ対応の電車にも乗れるのではないかと思います。
年会費や発行手数料もないので利用開始のハードルはとても低そうです。
痒いところをちゃんとカバーしてくれているので、子どもが海外に行くときに持たせるのにはちょうどいいと思います。というかこちらのほうが安心感高いですね…
ただ、これだと、おまけが少なくてですね…ということで今回我が家はハードルが高い方を選びました。
まとめ
高校生の子どもに家族カードを発行しました。
三井住友カード発行のカードであれば条件を満たせば発行できるので、必要な方は発行してみてはどうでしょうか?
SFCの家族カードだったのですが、Webからのオンライン申し込みで発行できるようになっていました。
以前は書面での申込みだったと思うので、改善されているのだと思います。
家族カードの発行ができない、家族カード以外の選択肢が良いという方にはプリペイドやチャージ型のカード発行がオススメだと思います。