【2025/3/19,20 調査】ANAマイルで予約できる、スタアラ各社と提携航空会社の特典航空券の開放状況を調査してみました
ゆる~くです。毎度恒例の調査を実施してみました。
ANAのマイルで予約可能な特典航空券はANA便だけではありません。
ANAが加盟しているスターアライアンス各社の便も予約することができます。
また、ANAが直接提携している提携航空会社各社の便も予約することができます。
ANA便は搭乗日の355日前の午前9時から予約することが可能ですが、スターアライアンス各社・提携航空会社各社の便はそれぞれ特典開放日が異なっていたりします。
その開放状況がどの様になっているのか、調査しましたので共有したいと思います。
↓ 以前の調査時の結果はこちらからも見られます。
調査方法
対象路線
国際線を対象としています。
対象航空会社
対象となる航空会社は日本発着便を運行している航空会社に限定しました。多くの方は日本発着で利用されると思いますので、このようにさせていただきました。
スターアライアンス所属の航空会社以外の航空会社として、ANAのWebサイトで検索可能なガルーダ・インドネシア航空とベトナム航空も調査しています。
出発地と目的地
日本側の発着空港を羽田と成田に限定しました。特典開放状況を調べることが目的であるため、就航便が多い首都圏の空港を対象としました。国内の他の空港発であっても同じ日に開放されると思われますので、このようにさせていただきました。
行き先は日本から各社が直行便で就航している主要都市限定としました。これも上と同じく各社の特典開放状況を調べるためですので、他社が候補に入ってくる経由便は除外しました。
日付の絞り込み
日付に関しては調査日から見て355日後の日付から順に354日後、353日後…..と数字を減らしながら検索しました。最も未来の日付が見つかったときに何日後だったかという記録となります。結果として予約できる一番未来の日付を探していることになります。ですので特典開放日とは異なる日付となっている可能性があります。ただ、大まかな傾向はつかめるかと思いますので、参考としてください。
座席数と座席クラス
座席数は1で検索しました。また座席クラスは座席を見つけられた日に1席以上空いていた座席クラスをリストアップしました。C=ビジネス、Y=エコノミーです。見つかった座席クラスも特典の開放方針がなんとなく見えて面白いです。
更に、該当日に何席空いているかも一緒に調査しました。調査時にすでに何席か確保されてしまっている可能性もありますので、この数字イコール開放席数ではないことに留意をお願いします。
調査方法
ANAのWeb経由での検索で調査を行いました。そのため、オンラインで検索できない提携航空会社は調査対象外となっています。
補足
最後に、この調査は調査日時点での個人の調査によるものです。調査に利用するツールに依っては違う結果になるかもしれません。また、予約できることを保証するものではありません。あくまで参考ということでお願いします。間違っていても石を投げたりしないでね。
また、ANAのマイルで予約できるかを確認しているので、各社独自のマイルで予約できる開放日、開放座席数とは異なることにも注意してください。
調査結果
この調査を始めてからずっとなのですが、今回も個人的に最も残念だったのがターキッシュエアラインズの開放状況です……いつになったら戻ってくるのか….しかし、今回新たな発見がありました。後ほどご紹介します。
今回は 2025年3月19日,20日調査ですので、355日後はそれぞれ2026年3月9日,10日となります。
前々回、前回の調査結果もあわせて表にしていますので、変化を比べてみてください。
それでは、お楽しみ(?)ください。
航空会社 | 航空会社コード | 25/01/10調査 | 25/02/12調査 | 25/03/19,20調査 | 見つかった座席クラスと席数 | 目的地 |
---|---|---|---|---|---|---|
エアカナダ | AC | 33 | なし | なし | なし | バンクーバー(YVR) |
エアインディア | AI | 355 | 355 | 354 | C(1)/Y(1) | デリー(DEL) |
エバー航空 | BR | 355 | 355 | 352 | C(2)/Y(4) | 台北(TPE) |
中国国際航空 | CA | 355 | 355 | 355 | Y(6) | 北京(PEK) |
エチオピア航空 | ET | 330 | 330 | 330 | C(2)/Y(5) | アディスアベバ(ADD) |
ルフトハンザ・ドイツ航空 | LH | 186 | 301 | 281 | C(9)/Y(9) | フランクフルト(FRA) |
LOTポーランド航空 | LO | 257 | 355 | 320 | C(1) | ワルシャワ(WAW) |
スイスインターナショナルエアラインズ | LX | 277 | 300 | 300 | Y(9) | チューリッヒ(ZRH) |
エジプト航空 | MS | 352 | 354 | 354 | C(3)/Y(5) | カイロ(CAI) |
ニュージーランド航空 | NZ | 239 | 230 | 239 | Y(6) | オークランド(AKL) |
オーストリア航空 | OS | 286 | 155 | 194 | Y(1) | ウィーン(VIE) |
アシアナ航空 | OZ | 348 | 355 | 355 | Y(7) | インチョン(ICN) |
シンガポール航空 | SQ | 355 | 355 | 355 | Y(9) | シンガポール(SIN) |
タイ国際航空 | TG | なし | なし | なし | なし | バンコク(BKK) |
ターキッシュ・エアラインズ | TK | なし | なし | なし | なし | イスタンブール(IST) |
ユナイテッド航空 | UA | 322 | 316 | 323 | Y(9) | サンフランシスコ(SFO) |
提携航空会社 | ||||||
ガルーダ・インドネシア航空 | GA | 355 | 355 | 355 | C(5)/Y(9) | ジャカルタ(CGK) |
ベトナム航空 | VN | 351 | 326 | 291 | C(4) | ハノイ(HAN) |
いかがでしたでしょうか?
安定して座席を開放してくれている航空会社もあれば、開放日、座席数とも調査のたびに変わる航空会社もあります。
安定して開放してくれているのは
- エアインディア
- エバー航空
- 中国国際航空
- エチオピア航空
- エジプト航空
- アシアナ航空
- シンガポール航空
- ガルーダ・インドネシア航空(提携航空会社)
といったところです。それ以外は後者になりますかね。
そして、残念ながら、ガルーダ・インドネシア航空とANAの提携終了がアナウンスされました。
2025年3月28日 18:00発券まではANAマイルでガルーダ・インドネシア航空便を予約できるそうです。
355日先まで予約できるので、2026年3月18日帰国分まで予約可能だと思われます。ただし、予約変更はできないそうなのでご注意ください。すべての区間で未使用であれば払い戻しは受けられるそうです。
現時点ではまだ予約できるようですが、アシアナが去り、ガルーダ・インドネシアが去り….早くITA Airwaysが予約できるようになってほしいです。
調査の中で気づいたこと
今回、ルフトハンザの開放座席数がずば抜けていました。なんとビジネス9席、エコノミー9席です。日付を見て更に驚きました。12月25日です。
念の為ANAのWebサイトで予約を試してみましたが、確かにビジネス9席で予約が可能そうでした。
ただ、シートは2席並びの、今となってはちょっと古いタイプのビジネスクラスのシートになるみたいです。
ルフトハンザの9席開放もすごいのですが、私が注目したのは復路の方です。適当に候補から選んだので後で気づいたのですが、なんとターキッシュエアラインズで特典予約ができることになっています。しかも、イスタンブール→成田で日本着便です。
日本から出ていく便では特典航空券が取れないのに、帰国便で取れるのは不思議だなと思い、少し調べてみることにしました。
ターキッシュエアラインズ便での特典航空券をちょっと深堀り
フランクフルト→イスタンブール→成田という特典航空券が取れるようなので、まずは他に予約可能な日があるのか調べてみました。
すると、2025年2月には月の半分ほどの日程でエコノミーが9席開放されていることがわかりました。1月も1/3ほどの日程で9席開放されていました。他には12月上旬に2日ほど9席開放されているのが見つかりましたが、11月以前では全く開放されていませんでした。
そして、見つけられた日程でイスタンブール→成田を1席で検索しても、見つけることはできませんでした。
これはつまり、フランクフルトからイスタンブールを経由して成田へ飛ぶルートが開放されているということになります。
そして、このような開放がされているのであれば、ヨーロッパの他の都市からも開放されているのでは?と考えてちょっと調べてみました。
アテネ→イスタンブール→成田も調べてみたところ、フランクフルトと同じ傾向で開放されていました。こちらのほうが開放日は多かったです。
さらに、ロンドン→イスタンブール→成田も開放されていました。
ヨーロッパで他に確認してみたのは、リスボン、マドリード、バルセロナ、ミラノ、パリ、ストックホルムといったところです。いずれも開放されていました。
アフリカではマラケシュ、ダカール、ナイロビ、ぐっと東に来てマーレやコロンボからも開放されていました。
その他の都市は調査できていませんが、おそらく同様に開放されていると考えられます。
タイミングが合うようであれば、復路にイスタンブールを経由して、SFCのスタアラゴールドでターキッシュエアラインズのイスタンブールのラウンジを試してみるのも良いかと思います。てか自分が行きたい。
まとめ
最新の開放状況をお届けしました。
相変わらずアジア系の航空会社は概ね早い時期に開放されており、空席もちゃんと用意されているようです。
ANAマイルでアジア圏の航空会社でアジア圏に行く、これが一番マイルを使いやすいところかと思います。
ヨーロッパ系は調査のたびに開放状況が変わるので、狙って確保するのが難しそうです。355日前にルフトハンザの開放状況を調べてもでてこないので、何日前に開放しているのかもよく分かりません。
そして、前回に引き続きターキッシュとタイ航空、そしてエア・カナダは開放枠なしという結果に…開放枠無しが他社に波及しないよう祈るしかありません。
ガルーダ・インドネシア航空との提携終了は本当に残念です。
初めてマイルで特典航空券を確保したのがANAマイルでガルーダ・インドネシア航空で行くバリ島だったので、感慨もひとしおです。
それでは、開放時期や席数を参考に、特典航空券確保を目指してみてください。
ではでは。