アメリカのマリオットカードの特典は日本と比べてどうなっているのでしょうか?

ゆる~くです。マリオットプレミアムカードを活用して、無料宿泊やプラチナ特典の無料朝食、ラウンジアクセスなどを楽しんでいます。

日本では個人向けに2つのマリオットカードが発行されています。

  • Marriott Bonvoy®アメリカン·エキスプレス ® ・プレミアム·カード
  • Marriott Bonvoy®アメリカン·エキスプレス ® · カード

それぞれの特典については比較の際に改めて紹介したいと思います。

日本のカードの特典は皆さんご存知だと思いますが、海外のカードの特典はどうなんだろう?と思ったのがこの記事を書くきっかけです。

まずはマリオットの本拠地であるアメリカで発行されているカードを調べてみたのですが……

ちなみに、マリオットカードは以下の国で発行されているようです。

それではまいりましょう。

アメリカで発行されているカードは4+1種類

アメリカで発行されているマリオットカードは、個人向けが4種類、ビジネス向けが1種類の計5種類になります。

個人向けは、チェイス(Chase)から発行されているVISAカードが2種類、アメリカン・エクスプレス(American Express)から発行されているAmerican Expressカードが2種類となります。

また、ビジネス向けにアメリカン・エクスプレス(American Express)から発行されているAmerican Expressカードが1種類あります。

それぞれを軽く紹介していきたいと思います。

Marriott Bonvoy Boundless® Credit Card from Chase

このカードの特徴は$1あたり最高17ポイント還元が行われるところです。ただし、それはマリオット系のホテルでの支払いに対してであり、通常の利用では$1あたり3ポイントです。

年会費は$95と比較的安価に設定されています。

カード更新時に35,000ポイントまでの宿泊で利用できる無料宿泊特典が付与されます。

カードを発行するだけでシルバーエリートの資格がもらえ、年間 $35,000 利用することでゴールドエリートの資格をもらえます。

毎年15泊分のエリートナイトクレジットが付与されます。$5,000利用ごとに1泊分のエリートナイトクレジットが付与されます。

この記事を書いている今、カード発行キャンペーンが行われており、カード発行後3ヶ月以内に$5,000利用することで 125,000ポイントが付与されます。

Marriott Bonvoy Bold® Credit Card from Chase

このカードの特徴は年会費が無料であるところと、$1あたり最高14ポイント還元が行われるところです。ただし、Boundlessカードと同様にホテルへの支払時であることに注意が必要です。

年会費が無料のためか特典はそれほど多くありません。

カードを発行するだけでシルバーエリートの資格がもらえますが、上位資格への昇格はありません。

毎年5泊分のエリートナイトクレジットが付与されます。

この記事を書いている今、カード発行キャンペーンが行われており、カード発行後3ヶ月以内に$2,000利用することで60,000ポイントが付与され、50,000ポイントまでの宿泊で利用できる無料宿泊特典が付与されます。

Marriott Bonvoy Bevy™ American Express® Card

このカードの特徴は宿泊ごとに1,000ポイント付与されるところです。

年会費は $250 とちょっとお高めです。

ポイント還元は$1あたり最高6ポイントです。

カードを発行するだけでゴールドエリートの資格がもらえますが、上位資格への昇格はありません。

年間$15,000以上利用すると50,000ポイントまでの宿泊で利用できる無料宿泊特典が付与されます。

毎年15泊分のエリートナイトクレジットが付与されます。

カード発行後6ヶ月以内に$5,000利用することで85,000ポイントが付与されます。

Marriott Bonvoy Brilliant® American Express® Card

このカードの特徴は、カードを発行するだけでプラチナエリートの資格がもらえることと、カード更新時にもらえる無料宿泊特典が85,000ポイントまでの宿泊で利用できることです。

年会費は $650 とかなり高額になっています。

ポイント還元は$1あたり最高6ポイントです。

毎年25泊分のエリートナイトクレジットが付与されます。

レストランで利用できる月$25(年間$300)のダイニングクレジットがあります。

リッツカールトンかセントレジスに2連泊以上すると、ホテルで利用できる$100のクレジットが付与されます。

カード発行後6ヶ月以内に$6,000利用することで95,000ポイントが付与されます。

2024/11/15 追記 : Priority Pass Select を発行可能です。改めて確認してみたら、訪問回数に上限はなく、ゲストを2名まで招待できるそうです(一部のラウンジは本人のみ)。残念ながらアメックス経由のプライオリティパスではレストラン特典を利用できなかったと思います。

Marriott Bonvoy Business® American Express® Card

このカードの特徴は、宿泊料金が7%割引になることです。

年会費は $125 と比較的安価に設定されています。

ポイント還元は$1あたり最高6ポイントです。

カードを発行するだけでゴールドエリートの資格がもらえますが、上位資格へのショートカットはありません。

カード更新時に1泊分、$60,000利用時に追加で1泊分の無料宿泊特典が付与されます。各35,000ポイントまでの宿泊で利用できます。

毎年15泊分のエリートナイトクレジットが付与されます。

カード発行後6ヶ月以内に$6,000利用することで3泊分の無料宿泊特典が付与されます。こちらは各50,000ポイントまでの宿泊で利用できます。

Marriott Bonvoy®​ アメリカン・エキスプレス®・​カード

日本で発行されているカードです。

このカードの特徴は…特にない気がします。

年会費は 23,100円とちょっと高めに設定されています。

ポイント還元は100円あたり最高4ポイントです。

カードを発行するだけでシルバーエリートの資格がもらえ、年間カード利用額が100万円を超えるとゴールドエリートの資格がもらえます。

年間カード利用額が150万円を超えると35,000ポイントまでの宿泊で利用できる無料宿泊特典が付与されます。

毎年5泊分のエリートナイトクレジットが付与されます。

カード発行後3ヶ月以内に30万円利用することで10,000ポイントが付与されます。30万円利用分のポイントが6,000ポイントなので計16,000ポイントとなります。

Marriott Bonvoy®アメリカン·エキスプレス ® ・プレミアム·カード

こちらも日本で発行されているカードです。

このカードの特徴は年間決済額が400万円を超えるとプラチナエリートの資格がもらえるところでしょう。

年会費は49,500円とかなり高めに設定されています。

ポイント還元は100円あたり最高6ポイントです。

カードを発行するだけでゴールドエリートの資格がもらえ、年間カード利用額が400万円を超えるとプラチナエリートの資格がもらえます。

年間カード利用額が150万円を超えると50,000ポイントまでの宿泊で利用できる無料宿泊特典が付与されます。

毎年15泊分のエリートナイトクレジットが付与されます。

カード発行後3ヶ月以内に30万円利用することで30,000ポイントが付与されます。30万円利用分のポイントが9,000ポイントなので計39,000ポイントとなります。

発行したいカードはどれでしたか?

カードごとに様々な特徴がありましたが、この中で発行したいカードはどれでしたか?

諸々の条件無しで選ぶとしたら、私は Marriott Bonvoy Brilliant® American Express® Card を選ぶと思います。

年会費は $650(99,450@153) と最も高いですが、その分特典も豪華だと思います。

何と言っても、カードを保持するだけでプラチナエリートの資格がもらえるのが大きいです。日本のプレミアムカードでも年間400万円決済すればプラチナエリートになれますが、年間400万円は日々の決済だけではなかなか到達が難しいのではないかと思います。

そして、カード更新時にもらえる無料宿泊特典。なんと85,000ポイントの宿泊で利用できます。15,000ポイントの上乗せまで含めれば100,000ポイントです。最近はポイント宿泊も高騰しているのでなかなか難しいのですが、平日なら東京のリッツにギリギリ手が届きそうなポイントです。日光のリッツなら閑散期であれば週末でも手が届きそうです。もう少し下のグレードのホテルであればさらに選択肢も増えると思います。しかもカード更新するだけでもらえます。

宿泊費用も高騰しているので、うまく使えればこの無料宿泊特典分だけで年会費の元が取れてしまうほどだと思います。

そして、地味に素晴らしいのが月$25のダイニングクレジットです。レストラン等で外食した費用のうち、月$25まで無料にしてくれるという特典なので、これもフルに利用すれば年間$300の価値があります。これだけでも年会費の半分程度を回収できることになります。

おまけにエリートナイトクレジットも25泊です。プラチナエリートの先のチタンを目指すのであれば 1/3 がこのカードだけで充足されるのは大きいと思います。

いずれも年会費が高いだけのことはあるな、という感じです。

更に追記したプライオリティパス。訪問回数無制限でゲスト2名までというのは使い勝手が良いのではないかと思います。

残念ながらアメリカのクレジットカードなので、発行はできなさそうですが….

おわりに

改めてカードの特典を比較してみると、やはりアメリカのカードは特典が充実しているなと感じます。

カード入会時のポイントは条件が厳しいですが見返りも大きいです。これは日本でも導入してくれても良いのではないかと思います。

30万円で何ポイント、60万円でさらに何ポイントとかやってもらえると良いのではないでしょうか?

もう一つ地味にアメリカいいな~と思うのは、ビジネスカードとの2枚持ちができることです。何が良いのかというと、エリートナイトクレジットが両方のカード分加算されるので、25 + 15 で 40泊分はカードの特典で埋められるのです。プラチナを目指すのではなく、50泊達成の年間チョイス特典を目指したり、チタンを目指したりするうえではものすごく有利だと思います。年間チョイス特典でもらえる NUA 特典は部屋のアップグレード申請に使えるので、申請が通ると十分元が取れると思います。

ただし、個人カードとビジネスカードそれぞれ1枚分のみの加算となるようです。そうしないとカード分だけで75泊到達してしまいますからね。

※Xで仕入れた情報によると、日本のカード分は別で、足せば何もせずに55泊達成できちゃうらしい…..です……

それにしても Brilliant 羨ましい!

でも、円安の今、通常利用の100円で3ポイントもらえるプレミアムカードの還元率は世界的に見ると結構高いんだな、とも思えます。日常の決済にはプレミアムカードが最適っぽいです。

ではでは。

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