さよならシンガポール。お盆の海外旅行を諦めて、チケットをキャンセルしました
ギリギリまで様子を見ていましたが、今年のお盆に海外旅行に行くのは流石に無理だなと判断して、予約していたチケットをキャンセルしました。
今年はシンガポール航空で羽田発着、行きはエコノミー、帰りはプレエコという予定で、棚ぼたのANAのダイヤモンド会員資格で羽田のSUITE LOUNGE訪問も楽しみにしていたのですが….残念です。
シンガポール航空も新型コロナの影響で特別な対応をしてくれました。少しご紹介したいと思います。
目次
シンガポール航空の新型コロナに関する 航空券特別取り扱いポリシー
シンガポール航空は、チケットの発券時期と利用日程に応じて取り扱いのポリシーを定めています。
現在(7月17日)のポリシーでは8月31日までに旅行開始となるチケットに対して、以下のような対応を行っています。
- 3月15日以前に発券されている場合、フライトクレジットに交換するか、手数料無料で払い戻し可能
- 3月16日以降に発券されている場合は無料で何回でも予定を変更可能
私は3月15日以前に発券し、お盆に旅行する予定でしたので、前者のグループに入ります。
今回確保していたチケットは、本来であれば払い戻し不可のチケットなのですが、この特別取り扱いポリシーの対象となることで無料で払い戻しが可能となりました。
対象となる旅行開始日については毎月見直しが行われており、先日ようやく8月分も特別取り扱いポリシー対応となりました。
9月1日以降に旅行開始になるチケットについても対応は順次見直しが行われるはずですので、今現在対象でなくても今後対象となる可能性があります。
シンガポール航空からの連絡を見落とさないようにしてください。
シンガポール航空の航空券特別取り扱いポリシーのページはこちらになります。
航空券特別取り扱いポリシーで選択できる2つの方法
航空券特別取り扱いポリシーに合致するチケットを持っている場合、以下の2つの手続きを選択できます。
- 未使用のチケット代金をフライトクレジットとして保持し、後日チケットを確保する際に使用する
- 払い戻す
フライトクレジットとして保持する
フライトクレジットというのはあまり聞き慣れない言葉ですが、私が受けた印象ですと、
- チケットはキャンセルして払い戻す
- 払い戻した代金はシンガポール航空預かりとして後日のチケット購入時に充当できる
というものかと思います。ただ、これだけだと払い戻してもらったほうが自由度が上がってお得な気がします。
ですので、フライトクレジットを選択した場合、シンガポール航空からボーナスフライトクレジットがもらえる仕組みになっています。
そのボーナスフライトクレジットは、以下のようなルールで付与されます。
- 対象となるのは大人料金のチケットのみ。子供料金のチケットは対象外。
- 往復で座席クラスが異なる場合、高い方の座席クラスでボーナスが付与される
- エコノミーは 5,000円
- プレミアムエコノミーは 7,500円
- ビジネスは 15,000円
- ファーストは 38,000円
- フライトクレジットは 2021年12月31日までに旅行が完了するチケットの購入に利用できる
我が家の場合、支払った代金 +15,000円(7500×2)が返ってくるのでお得に見えるのですが、私は以下の理由でフライトクレジットを選択しませんでした。
- フライトクレジットの有効期限である2021年12月31日以前にシンガポール航空を利用して海外旅行に行けるかわからない(スケジュール的にも世界状況的にも)
- フライトクレジットがもしも余った場合、2つ目の予約に充当するしかなく、返金されない
- 同様のチケットを確保しようとした時に値段が上がっていた場合、追加支払いが必要な可能性がある
これらを総合的に判断して、私の状況には合わないと判断しました。
払い戻す
払い戻す場合は、本来キャンセル不可であったチケットであっても、手数料無料で払い戻してくれます。
こちらのほうが自由度が高いので、私はこちらを選択しました。
航空券特別取り扱いポリシーでの払い戻し手続き
ここからは実際の手続きについて見ていきたいと思います。
まず、シンガポール航空のWebページを開きます。
「ご旅行に影響のあるお客様へ」の「詳しくはこちら」をクリックして、次の画面に進みます。
新型コロナウィルス対策の情報が表示されます。予約キャンセルの場合は、「予約済みの日程で旅行を希望しない場合」かその右の下向き矢印をクリックします。
チケットの発券日、旅行期間によって選択できる手段が異なります。自分の場合は2020年3月15日以前の発券で、旅行期間がお盆のチケットですので、「航空券が2020年3月15日以前に発券されている場合」をクリックします。
キャンセルにあたり、フライトクレジットとするか、払い戻しを受けるかの選択を行います。払い戻しを受ける場合は後半の「払い戻しリクエスト」の項目を精読の上、「払い戻しをリクエストする」をクリックしてください。
リクエストフォームの画面が表示されます。ここで改めて申請内容を選択します。払い戻しの場合は「予約をキャンセルして払い戻しする」の左をチェックします。
この入力フォームが申請の最後のステップです。
上から順に見ていきます。
予約番号
予約完了時に発行される6桁の英数字です。ABC5DE といった感じの文字列になっているはずです。
※数字の位置は適当です
呼称、名、姓
予約時に入力したものと同じものを入力してください。
メールアドレス
予約時に入力したものと同じものを入力してください。 KrisFlyer会員であっても自動入力はされないようです。
電話番号(任意)
電話番号を入力しておけば、電話で連絡がもらえるのかもしれません。
英語で電話が来ても困るので、任意でもありますし、私は空欄にしておきました。
チェックボックス
チェックボックスが2つありますが、どちらもチェックを入れてください。
上のチェックボックスは、予約番号に含まれる全ての予約をまとめて処理することに同意する、というチェックボックスです。
もし、複数人分を一つの予約番号で予約していて、人ごとに対応を分けたいという場合は、このチェックを入れられません。申請フォームも別になります。
下のチェックボックスは個人情報の利用に同意するというものです。
送信するボタン
フォームを一通り入力すると、送信ボタンが押せるようになります。ボタンを押して送信してください。
これにて申請は完了です。申請が完了するとメールが送られてくるはずですので、確認してみてください(英語ですが..)。
お疲れさまでした。
払い戻しはいつ行われる?
次に気になるのは「いつ払い戻されるのか?」です。
処理は搭乗日が早い順に行われるということですので、のんびり待ちたいと思います。
まとめ
新型コロナウィルスの影響がいつまで続くか見通せないため、お盆のシンガポール旅行を諦め、シンガポール航空に対してチケットのキャンセルを行い、払い戻しをリクエストしました。
私が予約したチケットは特別対応の対象となりましたので、本来ならば払い戻し不可なのですが、全額払い戻しされるはずです。対象のチケットをお持ちの場合は手続きすれば払い戻されると思いますので、参考にしてもらえればと思います。
現時点で対象でなくても、今後対象となる可能性もあります。他社便でも状況は同じだと思いますので、各社の対応を見定めてから変更なり払い戻しなりを行えば良いと思います。
ではでは。
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